為替(FX)カテゴリの記事一覧

NZドルの為替介入で・・・

NZドルFXって、日本人大好きですよね〜。
ランドや私が今注目してるトルコリラFXよりも、まだ一応先進国だし安心って思われてるようですが・・・
NZドルFXについて、宗太郎さんがすっごくためになることを書かれてるので読んでおいて下さい。


6月11日、ニュージーランド準備銀行(RBNZ)は、
変動相場制移行後、初となるNZドル売り介入を実施しました。

今回のNZ売り介入はRBNZが、高金利通貨買いを進める
日本の個人投資家に対する警鐘を鳴らしたという意味で興味深いです。

中央銀行の存在意義は、景気と物価の両立にあります。
ニュージーランドの場合、景気は底堅く推移する一方で、
インフレ懸念が根強くあります。

今年1-3月期の消費者物価は、前年比2.5%増と、
RBNZが設定する目標レンジ(1〜3%)に収まっていますが、
インフレ基調を決める非貿易財の物価は、
同比4%増と目標レンジを大きく越えています。
そこでRBNZは、インフレ抑制を目的に、政策金利を8%まで引き上げています。

インフレ抑制を目的とした政策金利の引き上げは、
NZドルの上昇を促しています。
NZドル/ドルは、変動相場制移行後の最高値を更新したほか、
NZドル/円も約19年ぶりの高値圏で推移しています。

自国通貨の上昇は、自国通貨建ての輸入物価を低下させ、
消費者物価全体を引き下げる効果を持ちます。
このため、本来であればインフレ懸念の強いニュージーランドにとって、
NZドルの上昇は歓迎すべきことと言えます。

それにもかかわらず、インフレ抑制に努めるRBNZが、
あえてNZドル売り介入を実施した目的は経常赤字拡大の抑制にあります。
ニュージーランドの経常赤字は、NZドルが上昇を続けたこともあり、
GDP比9.0%と過去10年で最悪の水準にあります。

経常赤字の大きさで知られている米国の経常赤字が
GDP比6%前後であることを考えると、
ニュージーランドの経常赤字は見過ごせない状況といえます。

経常赤字の拡大は、他国から自国へ資金が流入している間は問題がありません。
ニュージーランドの経常赤字が今のところ問題視されていないのも、
金利上昇を背景に日本を始めとする諸外国が、
ニュージーランドに資金を供給しているためです。

しかし、経常赤字は無限に拡大させることができません。
経常赤字が拡大し続ければ国の信用力が低下し、
最終的には通貨が暴落します。

昨年2月、アイスランド債券の格付けが経常赤字の拡大を理由に引き下げられ、
同国通貨であるクローナが暴落したのは良い例です。

日本の個人投資家の中には、先進国でありながら高金利を続ける
ニュージーランドへの投資を勧める方もいるようです。

しかし、インフレ懸念が強い一方で
経常赤字が拡大する国への投資のリスクが低いわけがありません。

私たちは、RBNZのNZドル売り介入を、
ニュージーランド経済のリスクを示すシグナルとして受け止めるべき
だと思います。


お気に入りリンク
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。